1925-1966: 創業期
顔料、箔材の製造・販売
ドイツ資本により顔料と色箔の輸入業者として設立されました。1928年に専属の工場を設立し粉箔の製造を開始してからは、色箔、板箔、巻箔を生産し、現在に至る「塗る」技術の基礎が確立されました。戦後の混乱期を乗り越え、1961年、昭島の地に総合工場を設立し全自動コーティングマシンの導入により色巻箔の量産体制を確立。「塗る」技術を確立
私たちは創業以来、既存の概念にとらわれない革新的なアプローチを追求してまいりました。時として従来の慣習に挑戦し、確固たる信念のもと、絶えずイノベーションを追求してきました。
Mipoxは、2025年に創業100周年を迎えるにあたり、新たにコーポレートブランドを策定いたしました。
コーポレートブランドビジュアルは、様々な色と形が混ざり合い、重なり合って一つの形を作り出しています。 これは、私たちの多様性と協調性を表しています。
それぞれが個性を持ちながらもバランスの取れた「筋の通った(=道理にかなう、自分軸がある)はみ出し者」としてのパーソナリティーを持ち、常にイノベーションを追求する姿をブランドイメージに込めています。
イノベーションに磨きをかける。
最先端を研ぎ澄ます。
次の100年を切り開き、世界の常識を塗り替える。
日本には「つゆはらい」という言葉があります。
行列の先を行って障害を取り払うこと。
人々を先導すること。
転じて、何かを最初に行うこと。
お客様が進む未来の先に立ち塞がる課題を、先回りして取り除いておく。
世の中に横たわる課題に、まだ来ない誰かが躓かないように解決しておく。
100年にわたり「塗る・切る・磨く」ソリューションを提供してきた
私たちの仕事は、お客様と社会の行く先に磨きをかけること。
そして皆さんと切磋琢磨しながら、
私たち自身の技術にも磨きをかけることに他なりません。
これからの100年も、
未来が、眩しく光輝くように
私たちは、強く優しく磨き続けます。
顔料、箔材の製造・販売
ドイツ資本により顔料と色箔の輸入業者として設立されました。1928年に専属の工場を設立し粉箔の製造を開始してからは、色箔、板箔、巻箔を生産し、現在に至る「塗る」技術の基礎が確立されました。戦後の混乱期を乗り越え、1961年、昭島の地に総合工場を設立し全自動コーティングマシンの導入により色巻箔の量産体制を確立。「塗る」技術を確立
研磨材メーカーとしての地位確立
1967年、研磨フィルムの開発に挑戦。1970年には「フィニッシングテープ」として市場に送り出され、研磨材メーカーとしての道を歩み始めました。1980年には、クリーンルーム工場が稼働を開始し、高品質な製品の提供が可能となりました。
総合研磨材メーカーとしての成長
精密研磨技術の開発と事業拡大
1981年、社名を「日本ミクロコーティング株式会社」に変更し、精密研磨材メーカーとしての道をさらに進め、海外市場への足がかりを築きました。当時としては最新鋭のクリーンルームを山梨に建設。創業の要であった箔の製造部門を譲渡へ。完全に研磨材の製造業として舵を切る。
グローバル化、超精密研磨領域への進出
1989年、米国に子会社を設立し、グローバル展開が加速。液晶パネル用研磨装置や半導体用研磨装置の開発・販売を通じて、超精密研磨の分野に進出しました。また、2001年には株式市場に上場し、さらなる成長を目指して企業体制を強化しました。
事業分野の拡大、IT化推進
2005年以降急激な業績不振に見舞われる中、受託事業や新製品開発に力を入れ、2008年からV字回復をはたしました。同時にデジタル化を推進し、CRMツールの導入など、常に時代の変化に合った働き方を追求。2013年、社名を「Mipox株式会社」に変更し、「塗る・切る・磨く」のコア技術を中心とした新事業領域への挑戦を歩み始めました。
新事業領域への挑戦
2015年以降、「塗る・切る・磨く」のコア技術を中心とした事業拡大を推進。反射材や一般研磨材企業の子会化と吸収合併、本社移転、新規事業の取り込み、日本国内に新工場の設立など組織再編と新事業領域への挑戦を進めてきました。新たに、持続可能な社会の実現を目指し次世代半導体や環境への取り組みを強化しています。
1925年の創業以来、常に時代の半歩先を行く技術革新を続けてきました。100年の歴史と、ベンチャー精神が融合することで、独自の価値を生み出しています。
業界の常識にとらわれず、社会の潜在的なニーズを先取りした製品開発を行っています。この先見性が、新たな市場創造につながっています。
ナノレベルの精度を誇る当社の技術は、様々な産業分野で活用されています。独自の研究開発体制により、常に最先端の技術を提供し続けています。
「イノベーションに磨きをかける」
このメッセージは、当社の技術力と創造性の融合を表現しています。当社は単に製品・サービスの提供にとどまらず、常に顧客の皆様とともに新たな価値の創出に努めてまいりました。
100年前、誰が想像できたでしょうか。私たちの技術が、自動車の中に、コンピューターの中に、そして宇宙にまで入り込んでいくことを。
当社は、挑戦を恐れず、新しいアイデアを積極的に追求する企業文化を大切にしております。この姿勢こそが、当社の持続的な発展を支える原動力であると確信しております。
これからの100年、私たちは何を磨くのでしょうか。
私たちの仕事は、製品を造り、単に物理的な表面を磨くことにとどまりません。お客様のビジネスに、そして社会の可能性に、新たな輝きをもたらすこと。それこそが、私たちの真の使命です。同時に、皆さまを通じて、私たち自身の技術と創造性にも絶えず磨きをかけていく。この相互作用こそが、イノベーションそのものとなるのです。
私たちは、このブランディングを通じて、Mipoxの真の姿をより多くの方々に知っていただきたいと思います。そして、共に新たな価値を創造していく仲間を増やしていきたいと考えています。
未来がより一層輝くように、私たちは強く優しく磨き続けます。技術を磨き、人を磨き、社会を磨く。「イノベーションに磨きをかける」企業として、今後も社会の発展に寄与してまいります。