VSRxマイポックスの98号車
VSRチームのマシン(98号車)とピットクルー。ガレージツアーでは普段見られないチーム作業の様子を間近で見学できる

目次

  1. なぜ代理店を「観戦」に招待したのか
  2. Inje Speediumという舞台
  3. 2日間のVIPスケジュール
  4. 招待して感じたこと

結論から言うと、レース観戦は最高の営業ツールです。普段はメールと商談で完結しがちな海外代理店とのリレーションも、一緒に汗をかき、一緒に声を張り上げる時間を挟むだけで、関係の質がまるで変わります。今回、韓国の代理店様をお招きし、マイポックスがサポートするチームVSRの応援に、江原道・麟蹄(インジェ)にあるInje Speediumまで行ってきました。

レース本番前のガレージ風景。緊張感の漂う準備の時間
レース本番前のガレージ風景。緊張感の漂う準備の時間

なぜ代理店を「観戦」に招待したのか

海外営業を統括していると、代理店とのコミュニケーションはどうしても「数字の報告」と「価格交渉」に偏りがちです。ですが、本当に強いパートナーシップは、ビジネスの外側での信頼の積み重ねから生まれると考えています。

VSRチーム98号車を囲んで、韓国代理店の皆様と記念撮影(右端:VSRチームマネージャー・根本様)
VSRチーム98号車を囲んで、韓国代理店の皆様と記念撮影(右端:VSRチームマネージャー・根本様)

チームVSRはマイポックスがスポンサードするレーシングチームです。せっかく韓国国内での大会があるなら、韓国代理店の担当者にも「自分たちが応援しているブランドが、実際にどんな熱量でモータースポーツに関わっているか」を肌で感じてもらいたい——そんな思いから、今回のVIP招待を企画しました。

Inje Speediumという舞台

会場は江原特別自治道・麟蹄郡にあるInje Speedium。全長3.91km、19コーナーという本格的なテクニカルコースで、2013年開業とレーシング施設としては比較的新しく、設備も整っています。ソウル・首都圏からは内麟川(ネリンチョン)IC経由で約20分というアクセスの良さも魅力です。

精悍なマシンのディテール。マイポックスのロゴも誇らしげに輝く
精悍なマシンのディテール。マイポックスのロゴも誇らしげに輝く

2日間のVIPスケジュール

決勝前、円陣を組みブリーフィングを行うVSRピットクルー
決勝前、円陣を組みブリーフィングを行うVSRピットクルー

Day1(7月17日)

9時45分にVIPエリアへ集合し、まずはVSRチームガレージへ移動。根本様の案内で、普段は入れないガレージツアーからスタートしました。10時からの予選(Q1・Q2)はガレージからライブで観戦し、マシンのセットアップやピットクルーの緊張感を間近で体感していただきました。

普段は入れないガレージ内で、真剣な表情でマシンを見学する代理店担当者様
普段は入れないガレージ内で、真剣な表情でマシンを見学する代理店担当者様

昼はVIPラウンジでランチ休憩を挟み、15時30分からは通常立ち入り禁止のピットレーンを歩くグリッドウォークへ。決勝レース(Race1)はVIPエリアから、50分間の激しいバトルを観戦しました。表彰式が終わったのは17時過ぎ。初日から代理店の担当者も予想以上に前のめりで、マシンや戦略について質問が止まりませんでした。

決勝を目前に控え、集中力が高まる瞬間
決勝を目前に控え、集中力が高まる瞬間

Race1リザルト

VSRの2台は序盤からアグレッシブな走りを見せ、前方を走るプロクラス車両に対して2台がかりでオーバーテイクを仕掛ける場面や、コーナーで相手をイン側に閉じ込めるなど、高度な連携プレーが光りました。

残り10分を切った終盤には、まさかのチームメイト同士でのポジション争いへ。サイド・バイ・サイドの接戦の末、クリス選手がイン側から見事にチームメイトを抜き去り、総合2位に浮上しました。最終的にVSRは総合2位・3位のダブル表彰台を獲得し、プロクラスでも2位という素晴らしい結果を残しています。

一方でレース全体としては、首位を独走するマシンが2位以下に14〜18秒、終盤には23秒近い大差をつける圧勝劇でした。実況では「リラックスした金曜の午後のドライブ」と形容されるほどの余裕を見せ、ペースを一切落とすことなくチェッカーフラッグを受け、今シーズン6勝目を飾りました。チームメイト同士の激しい抜き合いから生まれたダブル表彰台は、VIPエリアで観戦していた代理店の担当者にとっても忘れられない光景になったはずです。



Day2(7月18日)

2日目は9時30分集合。天候・抽選次第でHot Laps(同乗走行)の枠が用意されており、当選すればコースを実際に走る貴重な体験ができるプログラムです。抽選漏れの場合でも11時30分到着でホスピタリティエリアを利用できるよう配慮されたスケジュールでした。

ヘルメット越しに見せる、レースへの静かな闘志
ヘルメット越しに見せる、レースへの静かな闘志

VIPランチのあとは13時からガレージツアー、14時25分からグリッドウォーク、14時50分からRace2を観戦。16時15分頃に現地解散という、2日間通してかなり密度の濃いプログラムでした。

招待して感じたこと

代理店の担当者からは「マイポックスがここまで本気でモータースポーツに関わっているとは思わなかった」という率直な反応をもらいました。製品や取引条件の話ではなく、ブランドの「本気度」が伝わったことが、今回一番の収穫だったと思います。

VIPホスピタリティを楽しむ参加者達

海外9カ国21拠点の営業を統括する立場として痛感するのは、代理店とのリレーションは契約書の条項だけでは深まらないということです。同じ時間・同じ体験を共有し、応援するチームの勝敗に一喜一憂する——そんな非合理に見える時間投資こそが、結果として長期的な信頼関係と取引の安定につながっていくのだと、今回もあらためて実感しました。

次戦も、また別の代理店やパートナーを招待できればと考えています。

レース観戦の華やかな雰囲気も、この日の見どころのひとつ
レース観戦の華やかな雰囲気も、この日の見どころのひとつ

本記事はマイポックス株式会社の事業活動の一環として執筆しています。