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日曜大工の代わりによく使われるようになった「DIY」という言葉、正式には「Do It Yourself」の略で、直訳すると「自分自身の手でやる」という意味です。

かつては住まいに不便を感じたら近所の大工さんに一仕事をお願いするのが一般的でしたが、最近では家具を自作したり、ちょっとしたリフォームを行ったりする姿が当たり前になってきました。それと同時に、こんな声もよく耳にします。「買ってきた木材をどうサンディング(やすりがけ)すればいいのか分からない」「そもそもサンディングは必要なのか」――。

サンディングについてはさまざまな考え方がありますが、興味を持っていただけたならぜひ実際に試してみてください。本記事では、サンドペーパーの選び方とサンディングのコツを解説します。

目次

  1. 木材のサンディングはなぜ必要なのか
  2. サンドペーパーの選び方
  3. ハンドサンディングのポイントや注意点
  4. よくある質問
  5. まとめ

木材のサンディングはなぜ必要なのか

木材をサンディングする理由は大きく3つあります。

1細かいキズを取り除くため加工工程でついた細かい傷を取り除きます。製材所では大型バンドソーでカット後、モルダーという機械で4面を規定サイズに加工します。
2塗装の密着を良くするため古い塗装を剥がした家具を塗り直す際、下地を整えないと新しい塗装がすぐ剥がれ、ニスも染み込みにくくなります。
3バリ取りを行うためパテ埋め・補修面や切断時のバリを除去。角を丸く滑らかにし、接合部の段差を平らにするのにも役立ちます。
 

サンドペーパーの選び方

サンドペーパー選びの決め手となるのは、材質と粒度(表面の粒子の大きさ)の2点です。

材質の違いで選ぶ

材質によって用途が異なり、大きく5種類に分類できます。

材質
特徴
ガーネット
耐久性は低い・お手頃価格・ハンド向き
酸化アルミニウム
耐久性あり・ハンド・電動対応
セラミック
硬く耐久性が高い・高効率・電動サンダー向き
シリコンカーバイド
粒子が非常に硬い・耐水・汎用性が高い・金属下地処理に最適
網目状研磨シート
ほこりが出ない・長寿命・古い塗装剥がしに向く

粒度の違いで選ぶ

パッケージに記載された番手は数字が小さいほど目が粗く、大きいほど目が細かくなります。粗いほど一度に多く削れ、細かいほど仕上げ向きです。

80〜180番天然木材の基本。80番からスタートし180番で仕上げる
240番ベニヤなど人工材料向け。表面が薄いため慎重に
400〜1500番塗装の重ね塗り工程での仕上げ用
番手を上げるコツ一気に番手を上げず、使用中の番手の半分の数字を足していくのが目安です(例:80番の次は80+40=120番、120番の次は120+60=180番)。一気に上げるとかえって時間がかかり、サンダーへの負担も増えます。
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ハンドサンディングのポイントや注意点

ハンドサンディングのやり方

手や指で押さえてサンディングする方法は手軽ですが、圧力が一点に集中しやすく均一に削りにくい反面、曲面には適しています。長時間の作業では指や手が疲れるため、広い面積には向きません。

サンディングブロックを使う方法は圧力が均等にかかり安定した仕上がりになり、疲れにくいのが特徴です。広い平らな面はブロック、曲面や細部は手や指と、シーンに応じて使い分けるのがおすすめです。

注意点

木目と平行にサンディングする:木目と直角・斜めに削ると、作業中は見えないキズがニス塗布後に浮き出ることがあります。強く押し付けない:摩擦熱でほこりが目詰まりしてダマになり、新たなキズの原因になります。定期的にペーパー表面のほこりを取り除きましょう。
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よくある質問

Q. サンドペーパーは何番から始めればいいですか?

A. ほとんどの天然木材では80番からスタートし、180番で仕上げるのが基本です。迷ったら端材でテストしましょう。

Q. 木目に逆らってサンディングするとどうなりますか?

A. サンディング時には目立たなくても、ニスを塗った後にキズが浮き出ることがあります。必ず木目に沿って作業しましょう。

Q. サンディング後はすぐに塗装しても大丈夫ですか?

A. 表面のほこりをしっかり取り除いてから塗装してください。ほこりが残ったまま塗装すると仕上がりにザラつきが出ることがあります。


まとめ

サンディングは一見地味な工程ですが、家具や木工作品の仕上がりを大きく左右する重要なステップです。材質はガーネット・酸化アルミニウム・セラミック・シリコンカーバイド・網目状研磨シートの中から用途に合わせて選び、粒度は基本の80番からスタートして180番前後で仕上げるのが目安です。作業の際は木目に沿って、力を入れすぎずに進めること、そして番手は一気に上げず少しずつ上げていくことが、美しい仕上がりへの近道です。この一手間を惜しまないことで、その後の塗装や仕上げの質も大きく変わってきます。DIY初心者の方も、ぜひ本記事を参考に一歩踏み出してみてください。




記事No.91