中部エリアは、自動車産業・建機産業、航空機産業、金属産業など幅広い製造業が盛んな地域であり、これら各業界における研磨製品の需要は高い。研磨製品とは、製品の表面を滑らかにする、または所定の形状に加工するために用いられるもので、塗装の表面仕上げ、金属部品の表面研磨など、幅広い分野で活用されています。ここでは、中部エリアのカーメーカー・建機・金属部品関連でのMipox研磨材はどのような製品があるのか強味と特徴などをご紹介をしていきます。

目次

  1. 【中部エリアの産業と使用研磨材の紹介】
    1. ■自動車メーカー
    2. ■建機メーカー
    3. ■鉄鋼・金属研磨
    4. ■NPホイール
  2. ■まとめ

【中部エリアの産業と使用研磨材の紹介】

■自動車メーカー

中部エリアは自動車産業がとても盛んなエリアです。具体的にはトヨタ自動車を株式会社はじめ、本田技研工業株式会社、三菱自動車工業株式会社など大手自動車メーカーが軒を並べています。自動車製造には、プレス・溶接・塗装などの工程があり、特に塗装の仕上げに使用される研磨材はクオリティーの高さが求められます。カーメーカーで使用されている研磨材は多くありますが、最近の流れとして紙基材の製品からフィルム基材へシフトしています。 ●《製品紹介》フィルムマジックWRAF-DM

主にカーメーカー、塗装分野でご使用いただいております。フィルムマジックWRAF-DMシリーズは、通常の紙基材の製品に比べフィルム基材がフラットなので仕上げ面に優れています。また、裏面のトリコットから排出されるリント(ホコリ)対策はカーメーカーの塗装ラインでは必須となっており、Mipoxでも対応しています。

■建機メーカー

 

重機関連での研磨材使用は、防錆塗料の足付け作業で多く使用しています。通常ダブルアクションサンダーを使用しながら、建機クレーンの防錆塗料を足付け研磨していきます。特に防錆塗料冬場の乾燥不足で目詰まり対策が必須となります。中部エリア建機ユーザーでもMipoxの製品をご使用いただいております。

●《製品紹介》フィルムマジックSUWF-DLM SUWFは、非常に柔軟なフィルム基材を用いて防錆塗装面に追従します。これにより均一に足付けすることが可能です。また、特殊な表面処理(DS)により冬場の塗装乾燥不足による目詰まりが抑えられ、高耐久力を実現しています。

■鉄鋼・金属研磨

中部エリアのお客様は、金属加工分野でも様々な研磨製品をご使用いただいています。ここでは、Mipoxの製品で不織布ホイールのユニベックスとフラップホイールのNPホイールをご紹介をします。ユニベックスとNPホイールは、金型研磨、ドライブシャフト、エキゾーズトパイプなどの加工でご使用いただいております。このような金属部品の多くはカーメーカーサプライヤー向けの部品となっており、中部エリアの車産業はこうした金属加工分野のお客様にも支えられています。

●ユニベックスホイール ユニベックスは、不織布ナイロンを基材として様々な方式で加工され、お客様のニーズに応じたカスタマイズも可能です。様々なサイズ、粒度、硬さなど選ぶことができます。それによりお客様からの細かい要求にもこたえています。金属加工では、主に砥石加工後の仕上げとして使用されます。砥石のように摩耗しながら外周が消耗していきますので装置による連続研磨も可能です。今後作業者の減少で人材不足の現場対策としても有効と考えます。

■NPホイール

NP/NPZは、主にステンレスパイプの仕上げ、シームレスパイプのスケール除去などで使用されています。レジンクロスの原反から、サイズ加工、組み立てまで一貫して製造している研磨材メーカーはMipox合わせて専業で2社しかありません。お客様の要求の合にわせて原反選定、ホイールの製造に至るまでカスタマイズできるのが大きな強みです。特に高密度ホイールNPZは、スケール除去作業で威力を発揮し、高研磨、高耐久力を実現しますので自動研磨との相性は抜群です。

 

■まとめ

ここまで中部エリアの産業と使用研磨材について記載してきました。中部エリアは、特にカーメーカーを中心に、自動車部品メーカー、金属加工製品の製造拠点も多くありお互いに切磋琢磨しながらレベルアップに努めています。そのなかでMipoxのコア技術の「塗る・切る・磨く」を駆使しながら、Mipoxにしかできない製品サービスを提供し、お客様のニーズに答えていきます。今後のMipoxの活動に注目してください。