これからの自動車整備業界と、進化する研磨材のご紹介

これからの自動車整備業界と、進化する研磨材のご紹介

執筆:梶間

目次

  • 自動車整備業界は“変化”の時代へ
  • 進化する塗装作業への研磨材のご紹介
  • SUWF-DLMの特長
  • 粉塵対策に貢献するエアツールのご紹介
  • スマートサンダーSD7の特長
  • Mipoxの新たな提案
  • まとめ

自動車整備業界は“変化”の時代へ

皆さんは、自動車を購入される際に「新車」と「中古車」のどちらを選ばれますか?
現在の日本では、中古車市場が新車市場を上回る規模に成長しています。2024年度の中古車登録・届出台数は6,467,884台(一般社団法人 日本自動車会議所調べ)であり、同年度の国内新車販売台数4,575,705台を大きく上回りました。

このような背景のもと、中古車の再販やメンテナンスの品質向上が、ますます重要なテーマとなっています。
本記事では、こうした市場環境の変化に対応し、進化を続ける自動車整備業界の現状と、現場で求められる高機能研磨材、さらにMipoxがご提供する最新ソリューションについてご紹介します。

 

進化する塗装作業への研磨材のご紹介

近年の塗装工程では、環境や作業者の健康への配慮から、VOC(揮発性有機化合物)を抑えた水性塗料の採用が進んでいます。
水性塗料は、従来の溶剤系塗料と比較して乾燥に時間がかかるため、未乾燥状態での研磨作業が求められる場面も増えています。

そこでおすすめするのが、Mipoxの「SUWF-DLM」シリーズです。

SUWF-DLMの特長

  • 柔軟なフィルム基材により、しなやかさと高耐久性を両立
  • 面ファスナー式で、取り付け・取り外しが簡単
  • ウレタン樹脂系接着剤で、ソフトな仕上がり
  • 高純度アルミナ砥材により、優れた研磨力と耐久性を実現
  • オーブンコート+特殊表面処理で、未乾燥塗装面でも目詰まりしにくい

未乾燥状態への対応力に加え、作業効率と仕上がり品質の両立を実現。整備現場の生産性向上に貢献します。

イメージ図:SUWF-DLM

 

粉塵対策に貢献するエアツールのご紹介

環境対策のもう一つの重要課題は、作業中に発生する粉塵の抑制です。特に塗装前後の研磨工程では、微細な粉塵の適切な吸引・排出が、作業者の健康に直結します。

そこでご紹介するのが、「スマートサンダーSD7」です。

スマートサンダーSD7の特長

  • パッド外周に独自設計の防塵穴を設け、フル吸塵システムを実現
  • 優れたオービットバランスで、粗研磨から仕上げまで幅広く対応
  • 低重心・コンパクト設計(高さ93mm × 幅123mm)で、長時間作業でも疲れにくい
  • 独自モーターにより、低振動で作業者への負担を軽減

高性能かつ操作性に優れたこのサンダーは、作業環境の改善と作業効率の両立に大きく貢献します。

イメージ図:スマートサンダーSD7・クッションパット

 

Mipoxの新たな提案:バフ製品ラインの拡充

2024年11月より、Mipoxグループにバフメーカー「ウジケ」が新たに加わりました。従来の多彩な研磨材ラインナップに加え、ウジケブランドの高品質バフ製品も取り揃えることで、より多様なニーズにお応えできるようになりました。

整備現場における「仕上げ品質の追求」に対して、Mipoxは一歩先を見据えたトータルソリューションをご提供します。

イメージ図:Mipoxグループ ウジケ製品

 

まとめ:進化する整備業界に、最適なソリューションを

自動車整備業界は、いま大きな変革期を迎えています。技術革新・環境対応・作業者への配慮といった要素が求められる中、現場に最適な研磨材やツールの選定は、効率と品質を左右する重要なポイントです。

Mipoxは、現場の声に真摯に耳を傾けながら、常に先進的な製品開発とご提案を続けています。
これからの整備業界とともに歩むパートナーとして、ぜひMipoxにご期待ください。