はじめに
サンディングペーパーは、「どう削るか」以前に「どう取り付けるか」 で作業効率が大きく変わります。
マイポックスでは、用途に応じて以下2種類の取り付け方式を展開しています。
- ドライタック方式(糊付き)
- マジックタック方式(フック&ループ)
まずは両者の違いを一覧で整理します。
| 比較項目 | ドライタック(糊付き) | マジックタック(フック&ループ) |
|---|---|---|
| 取り付け方式 | 粘着剤が塗布してあり剥離紙を剥がして貼付 | ペーパー裏面がループ、パッド側がフック |
| 装着方法 | 位置合わせが必要 | 押し当てるだけで装着可能 |
| 交換時間 | やや時間がかかる | 約1〜2秒で交換可能 |
| パッドへの影響 | 粘着残渣が残りやすい | 残渣なし・寿命が長い |
| コスト感 | 低コスト | やや高コスト |
糊付きは「固定力・コスト」、マジックタックは「作業効率・メンテナンス性」に強みがあります。
マイポックスがマジックタック方式を推奨する理由
結論から言うと、現場全体の生産性・安定性・総コストを考えると、マジックタックの優位性が高いためです。
圧倒的な交換スピードで生産性が向上
フック&ループ構造により、 「ペタン → ペリッ」だけで約1〜2秒で交換が完了。
その中でも、当社は マジックタック方式を強くおすすめしています。
糊付きペーパーと比較した際の優位性を以下に整理します。
3-1 圧倒的な交換スピード(生産性が大幅向上)
フック&ループ構造により、研磨紙交換は 「ペタン → ペリッ」 で約1〜2秒。
糊付きで必要だった 剥離紙処理/位置調整/粘着面の清掃 が不要になり、段取り替え時間を大幅に削減できます。
パッド寿命が長く、メンテナンスが容易
粘着剤を使用しないため、
- パッド表面が傷みにくい
- 粘着残渣が付着しない
- 粉じんは軽く叩くだけで除去可能
結果として、パッド交換頻度とランニングコストを同時に低減できます。
再装着可能で無駄が出にくい
マジックタックは裏面の損傷が少なく、 一度外したペーパーを再装着して使えるケースも多く、
- 廃棄量削減
- 保管・管理の簡素化
- 作業ロスの低減
といった現場視点のメリットが生まれます。
用途別|どちらを選ぶべきか?
自動車板金・補修
→ 番手交換が多いため、マジックタックが最適
木工・家具の広面積研磨
→ 作業スピード重視でマジックタックが有効
平滑度・固定力最優先の定点作業
→ 条件次第でドライタックも選択肢
FAQ|マジックタックとドライタックのよくある質問
Q. マジックタックは研磨中にズレませんか? A. 正しいパッドを使用すればズレにくく、安定した研磨が可能です。
Q. コストは本当に高くなりますか? A. 単価は高めですが、交換時間短縮・パッド寿命延長によりトータルコストは下がるケースが多いです。
Q. 既存のサンダーでも使えますか? A. マジックタック対応パッドに交換すれば使用可能です。
まとめ|作業効率重視ならマジックタックが最適解
「交換を速く、ムダなく、安定して」 これを求める現場には、マジックタック方式が最適です。
作業効率・仕上がり・設備寿命を同時に改善したい方は、 マジックタック導入をぜひ検討してみてください。
