目次

  1. はじめに
  2. マイポックスがマジックタック方式を推奨する理由
  3. 用途別|どちらを選ぶべきか?
  4. FAQ|マジックタックとドライタックのよくある質問

はじめに

マジックペーパーの脱着
マジックペーパーの脱着

サンディングペーパーは、「どう削るか」以前に「どう取り付けるか」 で作業効率が大きく変わります。
マイポックスでは、用途に応じて以下2種類の取り付け方式を展開しています。

  • ドライタック方式(糊付き)
  • マジックタック方式(フック&ループ)

まずは両者の違いを一覧で整理します。

比較項目 ドライタック(糊付き) マジックタック(フック&ループ)
取り付け方式 粘着剤が塗布してあり剥離紙を剥がして貼付 ペーパー裏面がループ、パッド側がフック
装着方法 位置合わせが必要 押し当てるだけで装着可能
交換時間 やや時間がかかる 約1〜2秒で交換可能
パッドへの影響 粘着残渣が残りやすい 残渣なし・寿命が長い
コスト感 低コスト やや高コスト

糊付きは「固定力・コスト」、マジックタックは「作業効率・メンテナンス性」に強みがあります。

糊付きタイプvsマジックタイプ 比較
糊付きタイプvsマジックタイプ 比較

マイポックスがマジックタック方式を推奨する理由

結論から言うと、現場全体の生産性・安定性・総コストを考えると、マジックタックの優位性が高いためです。

圧倒的な交換スピードで生産性が向上

フック&ループ構造により、
「ペタン → ペリッ」だけで約1〜2秒で交換が完了。

その中でも、当社は マジックタック方式を強くおすすめしています。
糊付きペーパーと比較した際の優位性を以下に整理します。

3-1 圧倒的な交換スピード(生産性が大幅向上)

フック&ループ構造により、研磨紙交換は 「ペタン → ペリッ」 で約1〜2秒。

ペーパー脱着
ペーパー脱着

糊付きで必要だった
剥離紙処理/位置調整/粘着面の清掃
が不要になり、段取り替え時間を大幅に削減できます。

パッド寿命が長く、メンテナンスが容易

粘着剤を使用しないため、

  • パッド表面が傷みにくい
  • 粘着残渣が付着しない
  • 粉じんは軽く叩くだけで除去可能

結果として、パッド交換頻度とランニングコストを同時に低減できます。

再装着可能で無駄が出にくい

マジックタックは裏面の損傷が少なく、
一度外したペーパーを再装着して使えるケースも多く、

  • 廃棄量削減
  • 保管・管理の簡素化
  • 作業ロスの低減

といった現場視点のメリットが生まれます。

用途別|どちらを選ぶべきか?

研磨作業
研磨作業風景

自動車板金・補修

 → 番手交換が多いため、マジックタックが最適

木工・家具の広面積研磨

 → 作業スピード重視でマジックタックが有効

平滑度・固定力最優先の定点作業

 → 条件次第でドライタックも選択肢

FAQ|マジックタックとドライタックのよくある質問

Q. マジックタックは研磨中にズレませんか?
A. 正しいパッドを使用すればズレにくく、安定した研磨が可能です。

Q. コストは本当に高くなりますか?
A. 単価は高めですが、交換時間短縮・パッド寿命延長によりトータルコストは下がるケースが多いです。

Q. 既存のサンダーでも使えますか?
A. マジックタック対応パッドに交換すれば使用可能です。

まとめ|作業効率重視ならマジックタックが最適解

「交換を速く、ムダなく、安定して」
これを求める現場には、マジックタック方式が最適です。

作業効率・仕上がり・設備寿命を同時に改善したい方は、
マジックタック導入をぜひ検討してみてください。