はじめに
近年、塗料や作業環境の改善が進む中で、塗装仕上げ面の評価軸は「見た目の美しさ」だけにとどまらず、 「作業性」「安全性」「環境配慮」といった多面的な視点が求められるようになっています。 そして、高品質な塗装仕上げを実現するうえで、研磨布紙による下地処理や仕上げ工程は欠かせない存在です。 塗装・研磨の現場では、導入検討時の判断軸が比較的明確であるケースも多く、 製品を紹介する際にそのポイントを的確に押さえて伝えることができれば、商談はよりスムーズに進みます。 本記事では、現場に寄り添った提案を行うために、 どのような切り口で研磨材の話を始めると価値が伝わりやすいのかをご紹介します。
1.販売パートナー様からよく伺うお悩み
営業活動の中で、商社様・販売パートナー様から研磨材提案に関するさまざまなお悩みを伺う機会があります。特に近年は研磨材を含め副資材は価格勝負になってきつつあり、製品の性能面での差別化が難しいという声がありました。しかし、塗装業界では使用製品の品質はもちろん、作業性や安全性、環境対応、生産性など様々な要素で評価をされる時代になっています。この観点から「スペック説明だけでなく、より現場で役立つかという目線」でご紹介をしていきます。
2.塗装現場から寄せられるお困りごと
1. コスト削減
塗装現場で作業をされるお客様からは、日々の工程改善やコストに関する具体的な課題が寄せられます。1円でも安い製品を求めて価格勝負になっていることも多くあるかと思います。しかし、単価ではなくトータル的なコスト削減をご紹介しています。1日あたりの使用枚数・人件費を踏まえたトータルコスト比較をご提案ください。
2. 効率化
塗装ラインを有するユーザーでは特に、わずかな作業ロスで工程全体の流れにも影響を及ぼします。そのため研磨紙の交換時間、乾燥時間の短縮、作業者の疲労管理などで生産能力の改善をご紹介できます。
マジックタックペーパー
従来「ドライタックペーパー」(糊付き研磨紙)がロングセラー商品でしたが、「マジックタックペーパー」(マジックタック式研磨紙)によってエンドポイントを迎える前でも他番手の研磨紙を付け替えることで効率化に大きな役割を果たします。何度でも張り替えることが出来るのでひとつのサンダーで何役もの活躍が出来、ペーパーも最後までキッチリと使い切ることが出来ます。
新製品SUWF フィルムマジックタック
目詰まりを抑えながらソフトで均一な仕上がりを実現できる「SUWF」は塗装後半硬化でも研磨作業が行え、特に冬季の作業時間短縮に貢献します。
大手建機メーカーでも実績があり、ご好評いただいています。
GO9 ダブルアクションサンダー
オービットダイヤという偏芯量が9mmと広く研削力がアップしつつ、低重心でバランスが良く、長時間の作業でも疲れにくい次世代サンダーです。マイポックスでは相性のいい「剛goQペーパー」と組み合わせることで圧倒的に作業時間を短縮できる『時短』『楽』を兼ね揃えたツールとして幅広く好評をいただいています。
3.環境対応
VOC(揮発性有機化合物)などの粉塵が舞う塗装ブースでは身体的、視覚的、心理的に作業者や地域環境に悪影響を及ぼします。この塗料粉塵を作業しながら吸塵するツールを新たにご提案することも効果的です。
吸塵式アクションサンダー SD-7、穴あき研磨紙(マジックタックペーパー)
これらは現場作業環境の改善だけでなく、企業価値向上にもつながる重要な要素となります。販売店として”企業姿勢を支援する提案”をすることで販促において大きな強みとなります。
弊社では様々なツール独自の穴形状に対応すべくバリエーションを豊富にご用意しております。
4.システムと合わせた総合提案(弊社IH粉体塗装システム)
マイポックスでは研磨布紙だけに留まらず、塗装の工程システムの提案をしております。有機溶剤を使わない粉体塗装は今後、廃粉の再利用やVOC低減で作業環境改善につながることから塗装業界の常識となっていきます。
この粉体塗装と融和性の高いIH(誘導加熱)システムは従来乾燥炉と異なり電気で瞬時に加熱が出来るため、塗装工程で最もエネルギーを使用する硬化工程のコスト削減に寄与できるほか、瞬時に加熱が出来るため硬化時間の短縮、それにともなった設備ラインの小型化に貢献が出来ます。
コストパフォーマンスが高い研磨布紙と併せてコスト削減、時間短縮、環境対策に優れたシステム提案をすることで、よりユーザーへのソリューションにつながります。
まとめ
塗装分野では、現場の課題が明確である分、商社様・販売パートナー様の提案内容が、 そのまま現場の満足度や成果につながります。
マイポックスは、研磨材メーカーとして 製品を通じて、提案する側と使う側の双方に価値を届けることを大切にしています。
これからも、コスト削減・作業効率化・環境対応といった視点から、 現場に寄り添うパートナーとして、皆さまと共に歩んでまいります。
記事No,346
