「Ref Lite」再帰性反射材（リフレクター）とは

「Ref Lite」再帰性反射材（リフレクター）は国内で初めて再帰性反射布を製造し、※1 約40年間にわたり、反射材業界のパイオニアとして技術を磨いてまいりました。リフレクター表面の特殊加工や調合調色など、高い技術を駆使し、高い反射性、多様なカラーバリエーションを実現します。

(画像=レフライト)

高度な視認性が求められるプロフェッショナル向けにはもちろん、感性を自在に表現するためのファッション用途まで、あらゆる分野で価値ある輝きを生み出します。 Mipox株式会社が展開する反射材ブランド“Ref Lite”の再帰性反射材について紹介します。
※1　オープンレンズタイプの再帰性反射布として国内で初めて製造販売（1968年の発売当時、当社調べ）

再帰性反射とはどういった特徴なのか

光学的な反射の種類としては、拡散反射（乱反射）、鏡面反射、再帰反射の３種類に分類されます。

1）拡散反射（乱反射）

通常の物体で見られる反射になります。物体に当たった光はあらゆる方向に拡散反射します。光のエネルギーは全方向に拡散するので光源方向への反射効率が悪くなり、夜間において物体は暗く光源方向からの反射物の視認性は悪くなります。

2）鏡面反射

物体に当たった光は入射角に等しい出射角で反射します。反射光は強いが、光源方向へは反射しないことから、夜間において光源方向からの反射物の視認性は悪くなります。

3）再帰反射

上記２種類の反射に対し、再帰反射とは、光学上特殊な反射機構で、入射した光が再び入射方向へ帰る反射現象を指します。入射角と反射角が等しくなる鏡などの反射とは異なり、どの角度から光が入ってきても光源方向に帰っていきます。夜間において光源方向からの反射物の視認性は良好となります。

(画像=反射の種類)

反射シートには大別して、ガラスビーズを用いた露出（オープン）レンズ型、封入レンズ型、カプセルレンズ型とガラスビーズを使用しないプリズム型の４種類に大別されます。レフライトが採用しているのは露出（オープン）レンズ型でビーズが露出しており、原理的にシンプルで無駄がないため反射性能は優れております。排気ガスなど汚れがつきやすく、長期間の屋外に放置して使用する標識などの用途としては現在使用されていませんが、柔軟性があり、布との加工適正がよく、衣料品に広く利用されています。

構造的にはレンズとして作用する微小な高屈折ガラスビーズが反射材として一定の効果を満たすように、均一に多数配置されています。ガラスビーズの1つ1つは、真円球で1種の凸レンズとして作用します。入射した光はガラス体を通り屈折して1点に焦点を結びますが、球体底部で反射し、再びガラス体を通ってもとの光源方向に返されます。すると、光源体のように明るく浮かび上がります。
これを身に付けることで、車のヘッドライトが当たると自動車に向かってそのまま反射されます。つまり、本人にはその反射の効果を確認することが困難ですが、ドライバー側からは非常によく光って見えるという事になります。
反射材を付けている部分は、自動車から見ると光っているように見えるので、付けていない人よりも付けている人の方が自動車から発見してもらいやすくなります。