目次

  1. 1. テクノロジーの進化が隠す「問い」と「情熱」の不在
  2. 2. 「さぁ 研究だ!!」世代と国境を超える研究の本質
  3. 3. 【視察レポート】中高生の圧倒的な情熱とハイレベルな検証
  4. 4. マイポックスの役割:自動どろだんご機と「XChallenge program」への展望
  5. 5. まとめ:次世代の情熱を技術で支えるマイポックスの決意
  6. 6. おすすめ・関連サイト
開場は関西大学千里山キャンパスの100周年記念会館で開催されました。
2026年6月6日 開場は関西大学千里山キャンパスの100周年記念会館で開催されました。

1. テクノロジーの進化が隠す「問い」と「情熱」の不在

現代の研究・開発の現場において、AIや3Dプリンターなどのデジタルツールの普及は、アイデアを形にするスピードを劇的に加速させました。しかし、環境がどれほど高度化しても、それらは仮説を形にするための「手段」に過ぎません。

マイポックスの出展ブース

イノベーションを起こす真の原動力は、ツールを扱う人間側の「なぜ?」という問いと、それを突き詰める情熱です。この本質を見失った現場は、画一的なデータ処理に終始し、ブレイクスルーを生み出す力を失っていきます。

2. 「さぁ 研究だ!!」世代と国境を超える研究の本質

リバネス 代表の井上様がかかげる「さぁ研究だ!!」

株式会社リバネスが主催する中高生のための学会「サイエンスキャッスルジャパン2026」の会場は、この問いに対する明確な答えを示していました。イベントの思想を象徴するのが、リバネス代表・井上様が掲げた「さぁ 研究だ!!」「研究者であれ(Be a researcher)」という力強いメッセージです。

さぁ研究だ!!の掛け声でキックオフ
「さぁ研究だ!!」の掛け声でスタートしました!

研究において重要な要素は以下の5つに集約されます。これらは世代や国籍、産業の壁を越えて共通する不変の真理です。

研究の5つの本質

問い 実験と検証 誠実さ 情熱 展望

「問い」と「情熱」こそが最重要

井上様の言葉を借りれば、「世界初の事実が、目の前で、自分の手で証明できる好奇心エネルギー」がまさにその核心。この2つが揃って初めて、仮説(Idea)・検証(Review)・再現性(Repeatability)のサイクルが爆発的な推進力を持ちます。

ワークショップを通じて交流する参加者達
ワークショップを通じて交流する参加者達

3. 【視察レポート】中高生の圧倒的な情熱とハイレベルな検証

当日の口頭発表およびポスター発表において、学生たちが放った熱量は大人の想像を遥かに超えるものでした。日常の身近な疑問から最先端の科学領域まで、テーマは極めて多岐にわたります。

ポスター発表はポスターを使って発表を行う
ポスター発表はポスターを使って中高生がプレゼンを行います

発表テーマの例

  • ●テープをはがしたときの丸まりを防ぐ方法
  • ●最強ヨーグルト
  • ●粒子サイズと成形方法がチョークに与える影響の比較
  • ●ダイラタンシー現象を用いた衝撃吸収のメカニズムの解析
  • ●植物ホルモンがミドリムシの生育に与える影響
  • ●アリを用いた土壌改良の研究
  • ●非同調によるネガティブ感情俯瞰支援AIの開発研究(RLHFに焦点を当てた最先端AI研究)

驚くべきは、すべての学生が「自ら仮説を立て、検証し、データをグラフにまとめて自分の結論を伝える」というプロセスを完全に内製化し、高いレベルで実践していた点です。しかもそれは一朝一夕ではなく、日々の探究活動の中で仮説・実験・検証のサイクルを何度も回し続けてきた積み重ねの上に成り立っているものでした。

口頭発表は舞台にあがってスライドを使いながらプレゼンテーションを行う。時間は7分間  質疑応答5分
口頭発表は舞台に上がり、スライドを使ったプレゼンテーション7分+質疑応答5分というわずか12分の勝負。それでも、学生一人ひとりの熱い想いが会場に確かに伝わってきました。

次世代への期待

学生たちの内から湧き出る「これをやりきるんだ!」「これが好きなんだ!」という情熱の圧倒的なエネルギーに、深く感銘を受けました。純粋な思いがあるからこそ発揮される底知れないエネルギーを目の当たりにし、この世代が数年後に社会へ進出して活躍する未来への期待が止まりません。同時に、企業や大人が彼らの情熱に対して何ができるのか、どのようなサポートや挑戦の場を提供できるのかを深く考えさせられる体験でもありました。

4. マイポックスの役割:自動どろだんご機と「XChallenge program」への展望

表彰式風景

マイポックスは本イベントにパートナー企業として参画し、未来のイノベーターへ「パートナー賞」を授与しました。また、リバネス主体で開催された体験イベント「研磨の力で、究極の光るどろだんごをつくりだせ!」の視察も実施しました。

研磨作業風景

本企画は、「XChallenge program」の凝縮版であり、会場では見事「満員御礼」を記録。当社の精密研磨フィルムをはじめとする複数のツールを使い、参加者が泥だんごをピカピカに仕上げていくプロセスは、まさに表面粗さをナノレベルで制御する超精密研磨そのものです。

研磨したどろだんごの仕上がり具合を競います
研磨したどろだんごの仕上がり具合を競います

番手の組み合わせや力加減で仕上がりが激変する奥深さに、初めて研磨を体験した担当者自身も「まさかここまでピカピカになるとは!」と驚きました。参加者それぞれが独自のプロセスを考え、番手の選び方や力加減も千差万別。仕上がりや平滑度もさまざまで、研磨の奥深さと個性が同時に見えてくる、なんとも面白い光景でした。

担当者も実際に研磨を体験しましたが、参加者たちの仕上がりはさらにその上を行くピカピカぶりでした。
担当者も実際に研磨を体験しましたが、参加者たちの仕上がりはさらにその上を行くピカピカぶりでした。

さらに、展示ブースではマイポックス特製の「自動どろだんご機」を公開しました。プロ仕様の精密研磨機構をエンターテインメントに昇華させたこの機械は、会場の中高生や研究者たちの視線を釘付けにしました。この遊び心あふれる最先端マシンを、次回の「XChallenge program(エクスチャレンジ)」で本格稼働させ、皆様と共に楽しむ準備を進めています。

どろだんご機
男のロマン、ここに極まれり。このミサイルスイッチを押せば、どろだんご機が一斉に動き出します。

5. まとめ:次世代の情熱を技術で支えるマイポックスの決意

サイエンスキャッスルジャパン2026で目撃したものは、日本のものづくりの明るい未来そのものでした。便利なツールが溢れる時代だからこそ、人間が持つ「問い」と「情熱」という原点が、技術革新において最も強力な差別化要素となります。

ワークショップ風景


変わることを忘れない「100年ベンチャー」として、マイポックスは次世代の情熱を全力で支えていきます。遊び心を忘れない「自動どろだんご機」での体験や、高度な研磨テクノロジーの提供を通じて、未来の研究者たちが世界を驚かせる仮説検証を繰り返せる環境を、これからも共につくっていきます。

次回の「XChallenge program」で、この熱き挑戦の続きを共に体感しよう。「さぁ、研究だ!!」

6. おすすめ・関連サイト

マイポックスの研磨技術や最新の取り組みについて、あわせてご覧ください。