はじめに|戦いの舞台は中国・寧波へ
2026年4月の開幕戦セパンでの快挙から約1ヶ月。5月22日〜24日、「2026 ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア」の第2戦が、中国・寧波(ニンボー)インターナショナル・スピードパークで開催されました。
マイポックスがオフィシャルスポンサーとしてサポートする「Vincenzo Sospiri Racing(VSR)」は、開幕戦の勢いそのままに中国の地へ乗り込み、過酷な環境の中でも素晴らしいドラマと確かな結果を届けてくれました。本記事では、緊迫した予選から激動の決勝レースまでをご紹介します。
目次
予選|最高の滑り出しと掴み取ったポールポジション
週末は、マシンの高いポテンシャルを証明する形で幕を開けました。5月22日のフリープラクティスでは、異なるトラックコンディションの中、FP1で6号車、FP2で98号車がそれぞれトップタイムを記録し、両セッションで1-2フィニッシュを達成します。
翌23日の予選でもその勢いは衰えず、6号車が両セッションで2番手(P2)を確保。さらに98号車がQ2で見事に全体のポールポジション(最前列スタート)を獲得し、決勝レースへの期待を大きく膨らませました。
レース1|路面温度60℃の死闘、アクシデントを跳ね返した逆転劇
5月23日に行われたレース1は、路面温度が60℃に達するという、マシンにとってもドライバーにとっても極めて過酷な環境下での戦いとなりました。
レースは両車ともに好スタートを切りますが、Pro-Amクラスの98号車(Todd / Chris組)にアクシデントが襲いかかります。Todd選手が他車から追突を受け、マシンの空力に大きな影響を与えるリヤディフューザーの一部を失うという苦境に立たされたのです。
しかし、ここからチームの執念が光ります。ピットストップ後にステアリングを引き継いだChris選手が、破損したマシンを感じさせない驚異的なペースで激走。次々とライバルを抜き去り、見事な逆転でPro-Amクラス優勝を飾りました。総合順位は4位ながら、これはPro-Amクラスにおける今シーズン3度目のクラス首位です。
一方、Proクラスの6号車(Liam / Gustaw組)も完璧なスティントをこなし、トップとの差をわずか3秒まで縮める猛追を見せ、Proクラス2位(P2)でフィニッシュ。両車ともにタフなレースを戦い抜きました。
レース1 リザルト
98号車(Todd / Chris)
総合4位 / Pro-Amクラス優勝
6号車(Liam / Gustaw)
Proクラス2位(P2)
レース2|セーフティーカーの不運を越えてPro-Amクラス首位を死守
翌24日のレース2は一転して涼しい気候の中、緊迫したスピードバトルが展開されました。全体のポールポジションからスタートした98号車のChris選手は、完璧な発進からレースを支配します。
しかし、独走態勢を築きかけた矢先、コース上にセーフティーカー(安全車)が導入。それまで築いたリードがリセットされる不運に見舞われ、惜しくも総合優勝のチャンスを逃すこととなりました。
それでも冷静に走りきり、総合2位でチェッカー。Pro-Amクラスにおいては開幕から無敗の「クラス4連続首位」という素晴らしい記録を達成しました。
Proクラスの6号車も、戦略的なピットストップで完璧なアンダーカット(先にピットインして相手の前へ出る戦略)を決め、3位へと浮上。終盤は2台揃って全力でプッシュし、トップとのギャップを1.5秒まで縮めましたが、残り2周での交通渋滞に阻まれ、Proクラス2位でチェッカーを受けました。
惜しくも総合優勝には届かなかったものの、チームにとっては誇るべき多くの収穫と、チャンピオンシップに向けた堅実なポイントを積み上げる週末となりました。
レース2 リザルト
98号車(Todd / Chris)
総合2位 / Pro-Amクラス優勝
開幕4レース連続クラス首位
6号車(Liam / Gustaw)
Proクラス2位(P2)
次戦・富士スピードウェイへ
今回の寧波ラウンドでは、60℃の酷暑や接触によるマシン破損など、多くの困難がチームを襲いました。しかし、それらを技術と戦略、そしてドライバーの技量でカバーし、最後まで諦めないVSRの走りが、今回も確かな結果を生み出しました。
最高の形でアジアラウンドを突き進むVSR。次戦はいよいよ、日本のモータースポーツの聖地・富士スピードウェイ(2026年6月19日〜21日)での開催です。日本でのホームレースとなる次戦、VSRのアグレッシブな走りに、ぜひ温かいご声援をお願いいたします!
まとめ
第2戦・寧波 総まとめ
- マイポックスはオフィシャルスポンサーとしてVSRの寧波ラウンドをサポート
- 予選では98号車が全体のポールポジションを獲得
- レース1ではアクシデントを跳ね返し逆転でPro-Amクラス優勝(総合4位)
- レース2ではセーフティーカーの不運を乗り越え総合2位・Pro-Amクラス優勝を達成
- 98号車がPro-Amクラスで開幕4レース連続クラス首位を達成
- 次戦は2026年6月、日本・富士スピードウェイ
