研磨フィルムを製品に持つMipoxには他のコンバーティングメーカーとは異なる強みがあります。創業から続く箔の製造技術を応用し、「塗る」「切る」「磨く」のコア技術を中心とし、ハイテク分野で積み重ねてきた技術と徹底的な顧客視点でお客様のニーズにお応えいたします。研磨フィルム製品製造で培ったコーティングとスリットの技術を活かし、塗料の調合から塗工、スリットまで多岐にわたる高度な加工を行うことが出来ます。Mipoxでは導電性フィルムや光学用OCAフィルムなどの機能性フィルムを中心としたコーティング・スリットサービス(以下:コンバーティング)を提供しています。
ここでは、Mipoxのコンバーティングサービスの強みと実績を紹介していきます。

目次

  1. コンバーティング
    1. フィラー(微粉、粒子)入り製品が得意なMipoxのコンバーティング
  2. 様々な機能性フィルムの製造実績
  3. 一気通貫体制
  4. まとめ

コンバーティング

フィラー(微粉、粒子)入り製品が得意なMipoxのコンバーティング

研磨フィルムは樹脂と研磨材をPETフィルム上へ均一にコーティングし、スリット・ダイカットすることでつくられます。当社ではエレクトロニクス分野向けの超微細研磨フィルムから金属加工向けの粗粒子研磨フィルムまで、幅広い粒径、多様な材質の研磨材を扱っています。

研磨フィルム及びコンバーティングにおいて扱ったフィラー実績をご紹介します。 〈実績〉
●アルミナ、ダイヤモンドなどの高硬度粒子
●銅、銀などの高比重粒子
●0.2μm~60μmの幅広い粒子径

様々な機能性フィルムの製造実績

長年、研磨フィルム製造で培った技術をもとに、様々な機能性フィルムの製造を請け負ってきました。ハイクリーンな設備環境が整う当社では電子材料向け製品の割合が大きく、様々な実績があります。また、建材・意匠性フィルムまで多くの用途の幅広い対応実績があります。
〈実績〉
●用途  | OCA、導電性フィルム、半導体向けフィルム(DC, BG)化粧シート、加飾・転写フィルム
●基材  | PET、ポリオレフィン(PE, PP)、PVC、各種金属箔、不織布、紙
●塗料  | 熱硬化型樹脂(溶剤系 / 水系)、UV硬化型樹脂

一気通貫体制

研磨フィルムの製造工程は配合(フィラー分散)→塗工→2次加工(スリット、ダイカット)→品質保証の流れで製造されており、コンバーティングにおいても同様の体制が整っています。一部の工程を請け負うのではなく、一気通貫してお仕事を受けることでお客様にとっては工程管理がしやすくなるというメリットにつながります。Mipoxが持つ設備の一例を以下に紹介します。
製品の用途や材料のもつ特徴を考慮した上で最適な設備をご提案します。
●配合 | ディゾルバー、ボールミル、サンドミル、超音波分散機等 
●塗工 | クリーンクラス100~、コーター幅300mm~1650mm、塗工方式多数(厚塗り,薄塗り,沈降性材料向け)
●検査 | 光学特性(ヘーズ、光沢度)、表面粗さ(レーザー顕微鏡)、物理特性(引張り試験、スクラッチ試験)等
●2次加工 | スリット、ダイカット、シートカット

まとめ

「Japanese No.1 Abrasive Manufacturer とニッチトップコンバーター」をビジョンとする当社では、実績のない製品においても積極的に対応しています。「高価格な材料を用いた試作品を少量生産したい」といったニーズにもお応えできるよう、コップ一杯の塗液からの試作も承ります。また、実機テストが前提になりますがテーブルテストも可能です。お客様のもとにテスト環境やフィルム化のご知見が無い場合にご活用ください。工場見学や試作立会いもオープンに受けていますのでお困りの際にはぜひお声がけください。