当社の電着ダイヤ研磨材製品であるFIS(表面フラットメッキ製品)とFID(パターン付きメッキ製品)は、金属メッキでダイヤモンドを固定した製品です。この製品は、優れた研磨力と耐久性で難削材に対しても威力を発揮します。今回は、この製品の特長と主な使用用途についてご紹介いたします。

電着めっき製品FISとFID
▲左:FIS(表面フラットメッキ製品) 右:FID(パターン付きメッキ製品)

目次

  1. 製品特長
    1. 1. 金属メッキでダイヤモンドを固定
    2. 2. 優れた接着力
    3. 3. 効率的で精密な研磨が可能
  2. 様々な分野で活躍する電着ダイヤ製品
    1. 石材の研磨
    2. 半導体部材の仕上げ
    3. 金型研磨
    4. 石英ガラスの加工
    5. 炭素鋼の研磨
  3. まとめ

製品特長

1. 金属メッキでダイヤモンドを固定

FISとFIDは、金属メッキ技術を駆使してダイヤモンド砥粒を基材に固定しています。この革新的な製造プロセスにより、従来の研磨材に比べて研磨力と耐久性が向上し、長時間の使用にも耐えることが可能となりました。金属メッキにより、ダイヤモンドの接着性が強化され、安定的な品質をご提供可能となっております。

電着ダイヤ製品 FIS(表面フラットメッキ)
(画像=電着ダイヤ製品 FIS(表面フラットメッキ))

2. 優れた接着力

FISとFIDは、ダイヤの優れた接着力を誇ります。これにより、難削材においても研磨が可能で、高品質な仕上がりを実現します。特に石材や半導体部材、石英ガラス、金型研磨、炭素鋼などの用途において、その優れた性能が発揮されます。

電着ダイヤ製品 FID-18ST(パターン付きメッキ)
(画像=電着ダイヤ製品 FID-18ST(パターン付きメッキ))

3. 効率的で精密な研磨が可能

FISとFIDは電着ダイヤの新時代を切り拓いています。従来の研磨材に比べ、電着ダイヤの特性を最大限に引き出し、素材の微細な加工にも対応します。そのため製品の使用において、効率的で精密な研磨が可能です。

様々な分野で活躍する電着ダイヤ製品

電着ダイヤ製品は、その特殊な構造と優れた性能により、独自のカテゴリーを築いています。FISとFIDはこの中でも特に優れた製品として、以下の分野で活躍します。

石材の研磨

FISとFIDは、建築やモニュメントの石材の研磨において非常に効果的です。表面の平滑化や精密な仕上げに優れ、耐久性に優れた製品として、建築やデザイン業界で高い評価を受けています。

石材の研磨

半導体部材の仕上げ

FISとFIDは、半導体部材の微細な仕上げにおいて非常に有効です。微小なデバイスや回路を損傷せずに研磨でき、高い寸法精度を保持します。これは電子機器の製造において欠かせません。

金型研磨

金型の精密な研磨は製造業において不可欠です。FISとFIDはその強力な接着力と高い研削力により、金型研磨において抜群の性能を発揮します。

金型研磨

石英ガラスの加工

石英ガラスは非常に硬い素材であり、通常の研磨材では研磨が難しい素材です。FISとFIDはその研削力とダイヤの接着力により、石英ガラスの加工においても優れた研磨力を発揮します。

石英ガラスの加工

炭素鋼の研磨

炭素鋼の強度は、機械部品やツール製造において重要ですが、その研磨は難しい課題です。FISとFIDはその強力な研磨力で、炭素鋼の特性を最大限に引き出し、高い品質で仕上げることが可能となります。

炭素鋼の研磨

まとめ

FISとFIDは、金属メッキでダイヤモンドを固定した電着ダイヤ製品として、その研磨力、耐久性、仕上げ性能で、幅広い産業に使用が可能です。各産業界の研磨作業において新たなスタンダードを確立しています。Mipoxは研磨の新しい時代を築き上げ、クオリティと効率の向上に貢献していきます。