「音楽は心を癒し、創造性を刺激する」それを生み出す楽器は人生に彩りを添える素晴らしい存在です。ここでは楽器製造・修理における研磨布紙製品の有効性について、製品紹介と合わせてご紹介していきます。

楽器製造や修理において、研磨工程は重要な役割を果たしています。特に、木製の楽器や金属製の楽器の表面仕上げには、適切な研磨が欠かせません。中でも耐水研磨紙とレジンクロスベルト製品は、高い研磨性能と効率性を発揮する製品です。
耐水研磨紙の有効性

楽器製造や修理では、耐水研磨紙を使用した研磨工程があります。「耐水」とありますので水を使用した湿式研磨を想像されますが、ほとんどは乾式研磨時に使用します。理由は、耐水研磨紙が防水処理という特殊なコーティングを施した紙材を使用しており、紙の劣化を防ぎ、長時間の使用が可能となるからです。研磨面はアルミナ研磨粒子・炭化珪素研磨粒子の両タイプが選べます。どちらも粒子が均一に分散されているため、木製楽器の表面研磨・塗膜研磨に木目の美しさを損なわずに、優れた仕上がりを実現することができます。 もちろん湿式研磨でも使用でき、一部金属楽器の補修時では発熱を防ぐ為、湿式研磨工程がございます。その際に水中での研磨でも紙が劣化せず、長時間の使用が可能となります。 このように、耐水研磨紙は、楽器製造や修理における乾式・湿式研磨工程で、高い効果を発揮します。紙の劣化を抑えつつ、優れた研磨性能を長時間維持できるため、作業の効率化と品質の向上に大きく貢献しています。
耐水研磨紙ラインナップ
弊社の耐水研磨紙ラインナップを下記に掲載致します。

用途に合わせて粗番手~細番手まで取り揃えております。
レジンクロスベルトの有効性

楽器の製造や修理では、研磨ベルトを使用した自動研磨機も広く活用されています。特に、大量生産を行う楽器メーカーでは、効率的な研磨工程が求められます。 レジンクロスベルトシリーズは、特に管楽器や金属を用いた楽器製造の現場で広く使用されている製品です。曲面の多い楽器研磨において基材の柔らかいJwt品が重宝されています。金属製楽器の表面研磨に最適で、優れた研削性能と仕上げ面を実現しています。 また、特殊加工にて「ウェーブカット加工」もあり、ベルトの両サイド部分をウェーブ上にカットしたベルトを製造できます。楽器の細かな部位を研磨する際にこちらもよく使用されております。
レジンクロスラインナップ

上記以外にも様々な用途に合わせた製品がございます。(お問い合わせください)
まとめ
このように、耐水研磨紙とレジンクロスベルトは、楽器製造や加工・修理における研磨工程で、高い効果を発揮しています。 研磨工程の効率化と品質の向上は、楽器メーカーや補修・加工業者にとって重要な課題です。 弊社は、楽器製造の現場のニーズに応えるべく、耐水研磨紙やクロスベルトの更なる開発に取り組んでいます。 今後も、楽器の魅力を最大限に引き出すための研磨材の開発に尽力してまいります。