北海道は日本の最北端に位置し、広大な自然と寒冷な気候が特徴です。農業では小麦やジャガイモ、乳製品が特産で、漁業も盛んでサケやカニが有名です。観光業、農業、水産業が地域経済を支え、エコツーリズムや再生可能エネルギー分野も成長中です。工業では食品加工業が中心で、乳製品や海産物、農作物を原料とした製品が供給されています。札幌や苫小牧といった都市部では製紙業や化学工業、機械工業も発展しており、再生可能エネルギーも注目されています。風力発電やバイオマスエネルギー、地熱発電が地域産業として成長しており、持続可能な工業の発展に寄与しています。 さらに、2022年に設立されたラピダス(Rapidus株式会社)が北海道千歳市で最先端半導体工場を建設しており、2ナノメートル半導体技術の開発をすすめています。日本のデジタル産業の競争力強化とカーボンニュートラルの実現を目指しています。
このような北海道地区の代表的な産業別に、当社の製品をご紹介いたします。

自動車関連産業
代表的には、大手自動車メーカーや寒冷地技術センター、大手タイヤメーカー等の工場があります。その他の部品メーカーも多数生産拠点を構えています。北海道の自動車関連産業は、日本本州に比べて規模は小さいものの、地域経済において重要な役割を果たしています。特に、札幌や苫小牧を中心に自動車部品の製造業が展開されており、国内外の自動車メーカーへの部品供給を行っています。苫小牧市には大規模な工業団地があり、タイヤや車両部品、金属製品の生産が行われています。 また、北海道の広大な土地と厳しい気候条件を活かし、寒冷地対応車の開発や試験も行われています。自動車メーカーは、北海道の冬季試験場を利用して、雪や氷の環境での耐久性テストや性能評価を実施しています。こうした特殊な試験が可能な環境は、国内でも希少であり、北海道の自動車産業の特長の一つです。

自動車部品用研磨材
・VARIOFILM(バリオフィルム 静電フィルム研磨材)
主に自動車のエンジン部品であるクランクシャフト・カムシャフトやミッション系のギヤシャフト等の砥石研磨後の仕上げ研磨用途に開発した静電塗布コーティングのフィルム研磨材製品となります。自動車分野では、砥石研磨後の面粗度向上に不可欠な製品で、自動車メーカーや自動車部品メーカーでも幅広く使用されています。その他、製紙ロールのメンテナンス作業等他にも幅広く対応が可能な製品となります。
・研磨フィルム(超精密研磨用)
研磨材には、酸化アルミニウム、炭化ケイ素、ダイヤモンド、酸化クロム、酸化セリウムなどのコーティング研磨材をラインナップしており、幅広い材料の超精密研磨に適しています。各種ロール、シャフト、分析用サンプル片、3Dプリンター造形品他、クリーンルームで生産されるため発塵が最小限に抑えられ、研磨材が加工面に刺さることや、スクラッチが入るリスクが軽減されます。研磨だけでなくクリーニングなど幅広い用途に使用できます。
・TLFホイール
高い研削力とロングライフを両立した成型砥石ホイールになります。表面の平滑性を向上させることで摩擦力を最適化し、耐久性を高める特長があります。研磨により、均一な接触面が形成され、クラッチプレート等の滑りや異音を防ぐ効果もあります。
鉄鋼関連産業
室蘭は北海道の製鉄業中心地で、日本製鉄の製鋼所が1909年から操業しています。自動車、造船、建設向けの高品質な鉄鋼製品を国内外に供給しています。また、日本製鋼所は大型鍛造品や原子力部品を製造。港湾と交通インフラの強みが地域経済を支えています。

鉄鋼用研磨材
・レジンクロスベルト
当社の研磨ベルト、レジンクロスベルトは品種も豊富で一般金属から特殊鋼金属まであらゆる研磨に適用できるようになっております。ご要望サイズの製作も可能です。また、R形状部分に沿うように適度な柔軟性と研磨力があり、研磨力重視から仕上げ研磨まで全ての研磨に最適な製品を選択できることが可能です。
Mipoxの強み 事業範囲は「塗る・切る・磨く・観る」
製品事業では、研磨材の開発・製造・販売を行っております。超精密研磨から一般研磨、研磨装置や反射材など、世界中の幅広い用途に向けて当社製品を提供しております。受託事業では、半導体ウェーハをはじめとする材料をお客様より預かり、弊社が保有する設備(研磨装置、洗浄機、検査装置)と独自の研磨材を用いて、要望に沿った研磨加工を提供しております。また、受託コーティング・スリットではお客様の基材(フィルム等)や塗料材を預かり、弊社が保有する設備(調合、コーティング、スリット)を⽤いてフィルム化、裁断を行っております。すべては、お客様の成功の為に活動をしております。「塗る・切る・磨く・観る」 にてお困りの際には、是非当社にご相談ください。