Mipoxでは研磨材の開発・製造を行う企業として、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に進めています。その一環として、廃棄予定の家具を一つ一つ手作業でリメイクを行うenloopで、廃棄予定の研磨剤を取り扱う取組みを開始しました。今回は、その廃棄予定研磨材の提供先企業業の1社であるenloop様での活用事例をご紹介します!

 

目次

  1. 廃棄研磨材の活用とは?
  2. 1. 木材研磨 – 廃棄予定の木製品のリメイク
  3. 2. 金属研磨 – パイプ椅子の再生・錆取り
  4. まとめ:サステナブルな未来へ向けて

廃棄研磨材の活用とは?

廃棄研磨材は、製造工程の①検査過程で外観NG評価にされるもの ②ジャンボロールからお客様指定のサイズにカットする際に発生する耳の部分の2つの原因で日常的に発生します。

 

販売ができないため最終的には廃棄されるのですが、性能面では全く問題がなく、まだまだ再利用の価値がある素材です。そこでMipoxでは「廃棄物として処分するのではなく、別の形で活用できないか?」と考え、enloop様にご協力いただき、廃棄予定の家具のリメイク に研磨材を活用する取り組みを始めました。

1. 木材研磨 – 廃棄予定の木製品のリメイク

▶ 使用した研磨材
• 耐水研磨紙 / WTCC400・500
• ユニウール(ウールタイプの研磨材)
▶ 活用事例:エレキギターのリメイク
enloop様のデザイナー の手によって、一度240番の耐水研磨紙で塗装を剥がした後、400番・500番の研磨材を使用して滑らかに仕上げる作業が行われました。
✨ デザイナーの声
「研磨紙の粒子がとても均一で、塗装剥がしから仕上げまでスムーズに作業できました。特にウールタイプの研磨材は作業が難しい曲線部分の研磨に最適でした!」 また、曲面が多い木製家具の研磨にも、柔らかい素材のウールタイプ研磨材を活用。細かい部分にもフィットし、美しく仕上がることが確認されました。

2. 金属研磨 – パイプ椅子の再生・錆取り

▶ 使用した研磨材
• ユニベックス / NR(粗削り用)
• AHAC 320番(仕上げ用)
▶ 活用事例:錆びたパイプ椅子の再生
時間が経ってサビや凹凸が目立つパイプ椅子の鉄枠を、まずユニベックス / NRで表面を粗研磨、その後、研磨紙の320番の研磨材で仕上げることで、新品のような滑らかな仕上がりに!
🔧 実際の作業でのポイント
• ユニベックス / NRは削りのスピードが速く、短時間で表面のサビを除去できた。
• AHAC 320番で仕上げることで、金属特有のツヤを取り戻せた。
• 研磨材を手にフィットする形にハサミでカットすることで、作業がしやすくなった。
✨ デザイナーの声
「研磨材の種類がとにかく豊富で、用途に合わせて最適なものを選べるのが素晴らしい。パイプ椅子がここまで綺麗に仕上がるとは思わなかった!」

Mipoxの研磨材が活かされたポイント
✔ 耐久性のある研磨紙で、塗装剥がしから仕上げまで対応可能
✔ ウールタイプの研磨材が、曲線部分の研磨に最適
✔ 金属研磨に特化した研磨材を使うことで、サビ落としやツヤ出しが短時間で可能
今回のプロジェクトでは、廃棄予定の研磨材がデザイナーの手 によって新たな価値を生み出し、リメイク家具の再生に活用されました。

まとめ:サステナブルな未来へ向けて

Mipoxの廃棄研磨材を活用したenloop様でのリメイクプロジェクトは「廃棄予定のものを廃棄物を活用して再生する」という新しい価値の創造につながる素晴らしい取組みでした。
enloop様が大切にされている「1.人生に寄り添ったモノづくり モノを大切に。人と人を結ぶ架け橋となり、リメイクを通してより長く愛用できるモノを提供していきます。2.価値の最大化 本来捨てられてしまうモノ,ひとつひとつにわたしたちが向き合い手を加え磨き上げることにより最大限の価値を引き出していきます。」という考えに共感し、今回材料を提供させていただきました。Mipoxの使命である「塗る・切る・磨くで世界を変える」にマッチしたコラボレーションだったと思います。
私たちは今後も持続可能な社会の実現に向け、廃材を活用した新たな試みを続けていきます。今回の事例を通じて「捨てる」から「再生する」へと意識を変えるきっかけになれば嬉しいです!

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