2024年3月22日、春の陽気が感じられる晴天の週末に、長野県諏訪市にある「ReBuilding Center JAPAN(通称:リビセン)」を訪問いたしました。

リビセンは、解体予定の住宅や空き家から再利用可能な建材や家具、古道具を「レスキュー」し、再整備・再流通させることを軸にした循環型の取り組みを行う施設です。 こちらが東野代表。今回色々とお話をお伺いすることができました。

テレビ東京「ガイアの夜明け」や各種ライフスタイル誌等にもたびたび取り上げられており、以前から関心を寄せていた場所でもありました。

現在、リビセン様にはMipoxの廃材活用プロジェクトにも協力をいただいており、家具や古道具の表面仕上げに弊社の廃材を活用いただいております。

新宿から特急あずさで約2時間半、上諏訪駅から徒歩10分ほどの距離に位置し、都内からもアクセス良好。週末の小旅行先として、非常に魅力的なロケーションです。
古材・古道具の価値を再発見できる広大な空間
リビセンの店舗は延床約1,000㎡。1階にはカフェと古材・建具の販売エリア、2階・3階にはリメイク家具やヴィンテージ雑貨、照明器具などの古道具が所狭しと並び、圧倒的な在庫数とディスプレイの美しさに、まるで美術館を訪れたような感覚すら覚えました。

古材や古道具は単なる“中古品”としてではなく、時間を経て育まれた素材や造形の美しさに再度価値を見出されており、商品選定・整備にもスタッフの方々の丁寧な手仕事が感じられます。
オフィスに迎えた「椅子」との出会い
今回の訪問の主な目的のひとつが、丸の内オフィスで使用する椅子の購入でした。

2階奥にて、レトロでありながら状態の良い椅子を2脚発見。 座面には古い“かまどの蓋”を張地として再利用したものや、丁寧に研磨・再塗装された一脚など、どちらも職人の手仕事による温かみが感じられるものでした。

リビセンでは、地元の職人と連携して古い家具の張り替えや再仕上げを行っており、ただ「古い」だけでなく「今の暮らしに合う」佇まいを持ったプロダクトへと昇華させている点が印象的でした。 価格帯も手に取りやすく、即決で2脚を購入。現在は弊社オフィスの一角で、来客スペースの一部として活躍しています。

「リユース」ではなく「リビルド」という思想
リビセンが他のリユースショップと一線を画すのは、「モノを再流通させる」だけでなく、“未来を再構築する”という明確な思想に裏打ちされていることです。

古材や古道具を単なる商品としてではなく、「再び人の手に渡り、価値ある暮らしに寄与する存在」として扱う姿勢には、ビジネスとしても強い理念が感じられました。 Mipoxの廃棄材料もこの活動の一助になればと考えております。

特に、可能な限り地元・諏訪エリアで再活用される仕組みや、輸送によるCO2排出を抑える工夫など、サステナビリティの観点から見ても非常に完成度の高い事業モデルだと感じました。

ご近所マップと上諏訪街歩きもおすすめ
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店内では「リビセンご近所まっぷ」が無料配布されており、カフェ、クラフトビールショップ、書店、温泉など、リビセン周辺の魅力的な店舗・施設が紹介されています。

私たちもマップを片手に、近隣の人気カフェ「アンバード」やクラフトビール醸造所「有頂天醸造」などを訪れ、諏訪の街歩きを存分に楽しみました。観光目的だけでなく、地域の営みと共に過ごすような体験ができる点でもリビセンは特別な場所だと感じました。
まとめ:未来にやさしい買い物ができる、唯一無二の拠点
リビセンは、単に古いモノを買う場所ではなく、「選ぶ」「買う」という行為を通じて、自らの価値観を見つめ直すことができる場です。そこには、モノづくりの本質や、持続可能な社会に向けた小さなヒントが数多く散りばめられていました。

東京からのアクセスも良く、週末の短い時間でも“豊かな時間”に触れられる上諏訪とリビセン。機会があれば、ぜひ一度足を運んでみてください。

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