セミコン台湾エントランス画像

先日、セミコン台湾2025にて、台湾長瀬股份有限公司様ブース内にマイポックス製品を展示させていただき、担当者として同席しました。 本記事では、現地で感じた市場動向や技術ニーズ、そして弊社製品への反応についてご報告します。

目次

  1. 1.セミコン台湾の印象と市場動向
  2. 2.ブースでのマイポックス製品の展示内容
  3. 3.台湾のお客様との関係性と今後の展望
  4. まとめ

1.セミコン台湾の印象と市場動向

今回のセミコン台湾では、来場者の開発意欲とスピード感に圧倒されました。特に高温環境で使用する製品へのニーズが非常に高く、「170℃ではなく、将来的には200℃環境でも安定稼働できる材料を」という具体的な要望が多く寄せられました。

その場で性能や実績を細かく確認する姿勢からも、 台湾市場の技術要求レベルの高さと開発スピードの速さを強く感じました。 研究開発の現場が、常に次の性能を追い求めている――まさに “高温でも止まらない熱気” を象徴する展示会でした。

現状では弊社のLUAVISがその要求に最も近い性能を有しており、今後はさらに高温対応や耐冷性能を両立した開発を進めていく方針です。

LUAVIS製品画像
(画像=マイポックスのLUAVIS製品展示)

また、耐熱だけでなく耐冷性能への関心も高まりつつあり、用途の拡大が期待されます。会場規模もセミコンジャパン(東京ビックサイト)を上回る規模感で、台湾市場の勢いを実感しました。展示全体では、企業マスコットやメディア展開など、広報面への投資も活発でした。

2.ブースでのマイポックス製品の展示内容

今回、マイポックスは台湾長瀬股份有限公司様ブースにて以下の製品群を展示しました。

  • クリーニングシート製品
  • LUAVIS(GELタイプ研磨シート)
LUAVIS製品カタログ
(画像=LUAVIS製品カタログ)

LUAVISは通常の研磨フィルムとは異なり、ゲルタイプ(GEL type) という特殊構造を採用しています。
業界内でも徐々に認知が進んでおり、今後は新たな市場開拓の中核となる製品と位置付けています。
現状はまだ新製品フェーズですが、台湾をはじめとした海外市場での導入実績拡大を目指します。

 

3.台湾のお客様との関係性と今後の展望

台湾では、半導体製造の上流から下流までを自国内で完結させる企業が多く、プローブカードなどの高精度部品に対するニーズも非常に高いです。
Mipoxでは、こうした工程に適した研磨フィルムやクリーニングソリューションを提供しています。

今後も、現地パートナー企業との連携を深めながら、台湾市場における高耐熱・高精度研磨技術の展開を加速していきます。

セミコン台湾・NAGASE様写真風景
(画像=セミコン台湾・NAGASE様写真風景)

まとめ

セミコン台湾では、台湾市場のスピード感と技術志向の高さを改めて実感しました。
Mipoxはこれからも、研磨技術の高度化と新製品開発を通じて、半導体分野における課題解決と価値創出に取り組んでまいります。