ウッドデッキは雨風や日光などにより劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。業者に依頼すると相応の費用がかかりますが、比較的軽微な劣化状況であれば、素人でも塗装メンテナンスが可能です。本記事では研磨紙を使ったウッドデッキの塗装方法を解説します。

ウッドデッキのDIY

目次

  1. ウッドデッキのメンテナンスの概要
  2. 塗装の準備をしよう
  3. 研磨をしよう
  4. 塗装をしよう
  5. よくある質問

ウッドデッキのメンテナンスの概要

メンテナンスの頻度は?

塗装剥がれ、腐食、カビ、色褪せなどに注意を払い、症状に合わせたメンテナンスをする必要があります。設置環境や使用状況によって進行度合いは違いますが、塗膜の剥がれや薄れの時期でいうと、およそ3年に1回の頻度で再塗装が必要になります。

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業者に頼むか自分でやるか?

品質や安全性を追求するなら業者に依頼するとよいでしょう。何よりご自身の手間がかからないというのがメリットです。一方、自分でメンテナンスを行う場合は道具をそろえる手間と作業時間がかかりますが、費用は格段に安くなります。

業者に依頼する場合1平米あたり約5000円〜
柵・手すり付きはさらに費用増
1.8m×5.4mの場合:4万円以上
自分でメンテナンスする場合1.8m×5.4mの場合:道具代7000〜8000円
手間・作業時間はかかる
道具は繰り返し使用可能

※価格は2026年8月時点の目安です。

ただし、単純な塗装であれば誰でもできますが、木材の張替えや柵など、自分でメンテナンスするのが難しそうだと思ったら無理をせず業者に頼みましょう。どの業者に頼めばよいか迷ったら、外構工事の事業者、もしくはウッドデッキのメンテナンスを専門にしている業者をインターネットで検索すると見つけやすいでしょう。

塗装の準備をしよう

塗装の工程は?

以下の順に作業をします。材料を準備する日を含めると3日あれば終わります。

塗膜剥がし研磨シーラー塗布1回目塗装2回目塗装
塗装を行う日の注意気温5℃以下の日、できれば10℃以下の日は避けましょう。雨の降らない日が続くタイミングを選ぶのがおすすめです。

必要な道具

サンドペーパー #120・#150・#180研磨パッド養生テープ養生用ビニール雑巾木部用シーラー塗料カップ・バケツハケ・ローラー

あると便利なもの

高圧洗浄機研磨用サンダー

これらの道具は全てホームセンターでそろえることができます。雑巾は布系であれば古着やタオルでも構いません。養生用ビニールはご家庭のゴミ袋を切って広げ、テープでつなげて代用することもできます。カップはハケが入るなら500ml〜1000ml程度で問題ありません。高圧洗浄機や研磨用サンダーは持っていなくても作業できますが、あると塗装剥がしが楽になります。サンダーを購入する場合は、サイズに合ったマジック付き研磨紙をセットで用意しましょう。

シーラーとは?塗料を塗る前に素地に塗る液です。塗料の染み込みを抑え、小さなひび割れを補強し、上塗り材との密着力を高める効果があります。シーラーなしで塗れる塗料もありますが、使う方がきれいに仕上がります。

水性塗料と油性塗料の違いは?

水性塗料ほぼ無臭で安全性重視。お子様がいる家庭にも安心。屋外用でも十分長持ち
油性塗料耐久性・耐候性が高い。屋外のウッドデッキにも使用可能

どちらを使用しても問題ありませんが、迷うなら水性塗料がおすすめです。シーラーと塗料の組み合わせは、水性同士・油性同士を使うと間違いありません。

どの研磨紙を使えば良い?

研磨紙の基本サイズは230×280mmで、ウッドデッキ1平米あたり1〜2枚を使います。以下の3つの条件を満たすものがおすすめです。

番手#120〜#180研磨材:酸化アルミニウム表面に白いコーティング

売り場で見つからない場合は、#120・#150・#180のいずれかの番手を選びましょう。白い模様は研磨紙の目詰まりを防ぎ、長く使えるようにするコーティングです。

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家の窓や壁、屋外設置物などに塗料が付着して汚れないよう養生をしましょう。新聞紙は塗料が染み込む可能性があるため、ポリ系やビニール系の素材がおすすめです。

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研磨をしよう

(1)古い塗料を剥がそう

研磨紙でウッドデッキ表面を削ります。剥がれた塗料が部分的に残っていると、この後の塗装が剥がれやすくなるため、木の素地がきれいに出るまで削ります。

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左が削る前、右が削った後の状態です。このレベルまで古い塗装を削り取ります。

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左:削る前 / 右:削った後

(2)研磨をしたら粉塵を取り除こう

研磨後は粉塵が多量に表面に付いています。雑巾で1回拭いただけでは取りきれません。何度か拭き取るか、水で洗い流した後に拭き取りましょう。粉塵が残ったまま塗装すると剥がれるリスクが高まります。水で流した後はしっかり乾かしましょう。

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塗装をしよう

(1)シーラーを塗ろう

シーラーは一般的に白っぽく見える半透明の液体です。塗った直後はハケの跡が残ることがありますが、時間が経てばなじんで平らになります。厚塗りせず薄く塗り広げましょう。容器に記載の乾燥条件(乾燥時間・最低気温)に従って待ちましょう。

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(2)塗料を塗ろう

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多くの場合、塗料は最低2回塗ります。1回目は薄く塗り広げ、乾燥させた後に2回目を薄く塗り広げます。

塗料は原液のまま塗れるものが多くあります。粘度が高い場合、水性塗料は水で、油性塗料はペイント薄め液やシンナーで薄めるのが一般的です。容器の説明に従えば問題ありません。

2回目の塗料を乾燥させたら完成です。

image029.jpg塗料塗装一回目
image028.png二回目の塗料後の完成形

よくある質問

Q. ウッドデッキの塗装は本当に自分でできますか?

A. 単純な塗り直しであれば、道具さえそろえれば十分に可能です。ただし木材の張替えや柵の補修など、構造に関わる劣化がある場合は無理をせず業者に相談しましょう。

Q. 研磨用サンダーがなくても大丈夫ですか?

A. 問題ありません。本記事の工程もサンダーを使わず、研磨紙のみで塗膜剥がしを行っています。サンダーがあると作業が楽になりますが、必須ではありません。

Q. シーラーは必ず必要ですか?

A. シーラーなしで塗れる塗料もありますが、使う方が塗料の密着力が上がり、きれいに仕上がります。特にこだわりがなければ使用をおすすめします。


最後に

ここまでウッドデッキの塗装について紹介しました。近年、ご家庭でのDIYが流行しています。当記事をご覧いただいた結果、ご自分でもできそうだと思っていただけたなら幸いです。