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SEMICON JAPAN 2025は、昨日に引き続き2日目を迎えました。 初日はマイポックスブースを中心に多くのお客様と技術対話を行いましたが、 2日目は展示対応の合間に会場全体を見て回り、業界動向や技術トレンドを把握する時間も取ることができました。
会場を散策|情報収集と交流の場としてのSEMICON
SEMICON JAPANは、自社ブースでの説明に加え、 業界全体の流れを肌で感じ、情報交換を行える貴重な場でもあります。 展示会場を歩きながら、
- 技術トレンドの変化
- 各社の注力分野
- 研究開発から量産への流れ
を俯瞰的に見ることができるのは、展示会ならではの価値だと改めて感じました。
東展示棟は大手メーカーが集結|来場動線の工夫がポイント
東館はSEMICON JAPANのメイン展示エリアとなっており、大手半導体メーカーのブースがずらりと並び、終日多くの来場者で賑わっていました。
特に印象的だったのは混雑状況です。
- ゲート4は大きな渋滞が発生
- 比較的スムーズなのはゲート5〜6
- 今回は1〜3ホールが工事中のため、西展示棟と東展示棟で分断
そのため、午前と午後で「東展示棟/西展示棟」を分けて回るのが効率的だと感じました。
装置・材料・検査まで幅広い展示内容
展示ブースでは、
- 半導体製造装置
- ウェーハ研磨用材料
- 各種検査装置
など、半導体製造に関わる幅広い技術が展示されていました。
ロボット関連の展示も多く、実際の動作デモを見学できるブースでは多くの人が足を止めており、自動化・省人化への関心の高さを改めて実感しました。
学生ブースも見どころ|研究成果を直接聞ける場
高専や大学のブースでは、学生の皆さんが研究成果を発表しており、次世代の技術を担う人材の取り組みに触れられる貴重な機会となっていました。 企業ブースとは異なる視点から技術に向き合う姿勢に触れることができ、SEMICON JAPANならではの特色ある展示エリアとして印象に残りました。
分解展示や熱対策素材に注目
素材メーカーのブースでは、半導体・電子デバイス向けの機能性材料メーカーによる展示が多く見られ、放熱や信頼性向上に関する提案が目立ちました。 会場内には、スマートフォンなどを分解して展示するスペースも設けられており、普段何気なく使用しているデバイスの内部構造を直接確認できる点も興味深い内容でした。 こうした展示を通じて、デバイス内部には多くの部品や電子部品が高密度に実装されていることを改めて実感します。
また、高機能材料メーカーの展示では、
- 放熱
- 熱対策
- 熱拡散
といった「熱」に関わる素材が数多く紹介されており、半導体や電子デバイスの高性能化が進む中で、いかに効率よく熱を逃がすかが重要なテーマであることを強く感じました。
2日目の来場状況|107名のお客様がブースへ来場
2日目は、107名のお客様がマイポックスのブースに来場されました。
普段、製品をご使用いただいているお客様から、
- 実際の使用感
- 改善要望
- 現場での課題
といったリアルなフィードバックを直接伺える貴重な機会となりました。
その中で、
ゲルタイプのクリーニングシートといった新たな提案につながる場面もあり、 展示会ならではの“次のヒント”を得ることができました。
海外来場者との対話|インド拠点との連携へ
2日目は、インドから来場されたお客様との出会いもありました。
マイポックスにはインド拠点があることから、日本での説明に加え、現地でのフォロー体制につなげることができ、グローバル展開の強みを活かした対応が可能となりました。
2日目を終えて|「現場の声」が次の提案につながる
2日目は、
- 会場全体を俯瞰して業界動向を把握
- お客様のリアルな声を直接収集
- 次の提案につながるヒントを得る
という点で、非常に中身の濃い一日となりました。
SEMICON JAPANは、
製品を見せる場であると同時に、課題を拾い、次のアクションを考える場であることを改めて実感しています。
