目次
いよいよ最終日
SEMICON JAPAN 2025は3日目・最終日を迎えました。
最終日には147名が当社ブースへ来場し、会期中最多の来場者数を記録しました。
この日は、来場者だけでなく出展企業同士の相互訪問も活発で、製品説明にとどまらず業界動向や技術トレンドに関する情報交換が多く行われました。
今年は例年以上に来場者数が多く、「出展枠が不足し、出展を希望しても叶わなかった企業も多い」という声も聞かれ、SEMICON JAPANへの関心の高さを改めて実感しました。
学生来場者との対話|"伝える力"の重要性を再認識
会期を通じて学生の来場が目立ちました。
カタログを手に取るだけでなく、「どのような仕事をしているのか」「どんな工程で使われているのか」といった質問を積極的に投げかける学生も多く、専門用語を使わずに分かりやすく説明することの難しさと重要性を改めて実感する機会となりました。
普段は業界内の共通言語で説明することが多い中、展示会という場が「技術を平易に伝える力」を磨く貴重な機会になっていると感じます。
マーケティング視点での来場者も増加|業界横断の情報交換
最終日は、市場調査やマーケティングを目的とした来場者も多く見られました。
業界が異なれば、顧客構造、製品導入の背景、技術に求められる価値も異なります。こうした違いを前提とした情報交換は、自社の立ち位置や強みを再認識する機会となりました。
材料視点での新たな気づき|アルミナ市場とフィラー入り塗工
当社は研磨フィルムに研磨材を使用していることから、材料メーカーの来場も多くありました。
その中で、絶縁性や放熱性といった観点からアルミナ市場が活発化しているという情報を得ることができました。
当社では、受託コーティングにおいてフィラー入り塗工を得意分野の一つとしており、こうした材料トレンドを背景に新たな引き合いにつながる動きも見られました。
ウェーハ受託研磨・接合への関心継続
ウェーハの受託研磨については、最終日も引き続き多くの相談が寄せられました。
CMP、常温接合、酸化膜、SiC、ガラス基板など、対象材料や工程に関する具体的な議論が進み、試作から量産を見据えた検討段階に入っている来場者が多い印象を受けました。
海外来場者・代理店対応|SEMICONならではの国際性
SEMICON JAPANの開催に合わせて日本を訪れる代理店や海外からの来場者も多く、最終日も対応に追われる一日となりました。
多忙ではありましたが、それは同時にSEMICON JAPANが国際的な商談・交流の場である証でもあります。
南展示棟を訪問|量産を見据えた接合・搬送技術に触れる
時間を見つけて、南展示棟の展示エリアも訪問しました。
当社が取り組む常温接合技術の理解を深めるため、接合機メーカーのブースを中心に見学しました。
南展示棟では、試作機ではなく大型の量産対応機、複数工程を一度に処理できる装置、ウェーハ搬送装置、ロボット、搬送用ゴムベルトやチェーンなど、量産工程を強く意識した展示が多く見られました。
東・西展示棟からは距離がありますが、技術的な学びの多いエリアでした。
総括|展示会対応力の向上と次のステップへ
3日間を通じて感じたのは、昨年と比較して若手メンバーの展示会対応力が向上したという点です。
説明の質や対応のスピードが向上し、チームとしての展示会運営力が確実に高まっていると実感しました。
研磨ラボとしては、記事作成、SNS発信、情報整理といった後方支援を継続的に行いながら、現地で得られた市場動向や人的ネットワークを次の成果につなげていくことが重要です。
SEMICON JAPAN 2025は、市場の変化を肌で感じ、新たな接点を得られた非常に有意義な3日間となりました。
クリーニングシート、ウェーハのエッジ・ノッチ研磨、CMP、接合工程など、多くの新たな課題をお客様からいただく機会となりました。
これらは次の製品開発やサービス改善につながる重要な示唆であり、次回出展に向けて、より価値のある提案ができるよう準備を進める必要性を強く認識しています。
今後も現場の声を反映した製品・サービスの開発に取り組み、次回以降の展示会でも新しい技術や提案をお届けできるよう、継続的に活動してまいります。
