「最近のガス代、高すぎて笑えない……」 「脱炭素って言われても、具体的にどうすればいいの?」 「複雑な形状の部品だと、加熱ムラが出てしまう……」
製造現場の皆様、これまでの「加熱工程」に限界を感じていませんか?現在、多くの工場が直面しているエネルギーコストの高騰とカーボンニュートラルへの対応。その解決策として今、熱処理プロセスをガスから電気へシフトする「電化」が加速しています。今回は、弊社の特許技術を駆使し、SII(環境共創イニシアチブ)の高性能設備として認定されたIH(高周波誘導加熱)設備の革新性についてご紹介します!
なぜ今、誘導加熱(IH)なのか?
従来のガス炉は、空間全体を温めるため、エネルギーの多くが排熱として捨てられていました。しかし、弊社のIH技術は、金属部品を「ピンポイント」で直接加熱する電気加熱炉の一種です。
1. 圧倒的なエネルギー効率とコスト最適化
ある導入事例(熱処理工程)では、ガスから電気へ転換することで、従来のエネルギー使用量を大幅に削減することに成功しました。 ・エネルギー転換: 動力源を従来のガスから電気へ転換することで、化石燃料の使用量を抑え、省エネに大きく寄与します。 ・CO2排出の抑制: 排出量を大幅に削減し、環境負荷の低減とコスト最適化を同時に実現します。
2. 「形状の壁」を打ち破る、驚異の形状追従性
従来のIHの最大の弱点は、ワークの形状や厚みが変わるとコイルとの距離が一定に保てず、加熱ムラ(温度の上がりすぎや不足)が起きやすいことでした。弊社にはこの課題を、独自の「フレキシブルコイル技術」で解決しました。 ・自在な位置変更機構: お客様のご要望に合わせた設計により、コイルの位置を縦方向・横方向のどちらにも可変できる独自の機構を採用しています。 ・ワークに合わせた最適化: 金属部品とコイルの距離を調整する「距離変更手段」と、複数のコイル同士の間隔を調整する「間隔変更手段」を備えているのが特徴です。 ・高品質な熱処理: この高い形状追従性により、複雑な構造を持つ金属部品でも均一かつ高効率に加熱することが可能になりました(特許第7560971号)。
補助金活用で「賢く」設備投資
弊社のIH設備は、令和6年度補正予算「省エネルギー投資促進支援事業」において、SIIが認めた高性能設備として登録されています。 ・初期投資の軽減: 高額になりがちな最新設備ですが、補助金を活用することで導入のハードルを大幅に下げることが可能です。 ・信頼の証明: 国の厳しい省エネ基準をクリアしているため、客観的な省エネ効果が期待できます。
さらに、塗装剥離や錆取り工程向けには、塗装剥離レーザー設備も認定を受けており、こちらも非常に高い省エネ率を誇ります。
加熱の未来:熱処理から「金型温調・自動化」まで
弊社では、単なる設備の提供に留まらず、製造現場のあらゆる「加熱」をアップデートすることを目指しています。
・用途の拡大: モーターの焼きばめ、ろう付け、金型温調など、高い形状追従性が求められるプロセスで力を発揮します。 ・自動化と再現性: ロボットとIHを組み合わせることで、人の手に頼らない安定した品質の熱処理を実現します。 ・大幅な省スペース化: 従来の大型ガス設備から更新することで、スペースを最大で3分の1まで削減できた事例もあります。
おわりに:現場の「熱」をアップデートしませんか?
「自社の特殊な形状の部品でもIH化できるのか?」 「補助金を使った場合のシミュレーションが見たい」
といったご要望はございませんか?
弊社の鹿沼事業所(栃木県)ではデモ機を活用しており、皆様のワークに合わせた最適な加熱・熱処理プロセスをご提案いたします。
Q&A(FAQ)】
Q1. なぜガス加熱からIH(誘導加熱)へ転換するとエネルギー効率が向上するのですか?
A. ガス炉は炉内空間全体を加熱するため、多くの熱が排気や放熱として失われます。 一方、IHは金属自体を直接発熱させるため、必要な部分だけを加熱できます。 その結果、エネルギーロスが少なく、高効率な加熱が可能になります。
Q2. どうして複雑形状の金属部品でも加熱ムラを抑えられるのですか?
A. 独自のフレキシブルコイル技術により、コイル位置や間隔を可変制御できます。 ワークとの距離を最適化することで、温度の上がりすぎや不足を防ぎます。 複雑形状でも均一な熱処理が可能になります。
Q3. 何が従来のIH設備と違うのですか?
A. 一般的なIHはコイル固定型が多く、形状変更に弱い点が課題でした。 本設備は縦横方向に可変可能な構造を持ち、複数コイル間隔も調整できます。 そのため多品種少量生産にも柔軟に対応できます。
Q4. なぜSII省エネ補助金の対象になるのですか?
A. 国が定める厳しい省エネ基準をクリアした高性能設備として登録されています。 客観的なエネルギー削減効果が認められている点が評価されています。 導入時の投資回収計画も立てやすくなります。
Q5. IH化は脱炭素対応にどのように貢献しますか?
A. 化石燃料の直接燃焼を抑え、電化へシフトすることでCO2排出量を削減できます。 再生可能エネルギーとの組み合わせにより、さらに環境負荷低減が可能です。 カーボンニュートラル戦略の具体策として有効です。
Q6. どのような工程で活用できますか?
A. 焼きばめ、ろう付け、金型温調、粉体塗装前処理など幅広く活用できます。 ロボットと組み合わせることで自動化にも対応可能です。 省スペース化と品質安定を同時に実現します。
