マイポックスは、2026年9月19日に開催された環境・エネルギー分野のピッチイベント「エコテックグランプリ2026」に、全10社のパートナー・審査員企業の一社として参加しました。審査員としての役割に加え、環境・エネルギー分野の技術動向の視察や、社外との新たなつながりづくりも目的として参加しています。本記事では、イベントの概要と当日の様子、参加して感じたことをレポートします。

エコテックグランプリ_会場の様子

目次

  1. エコテックグランプリとは?
  2. 当日の様子|電力インフラから素材まで多彩な技術が集結
  3. 受賞結果
  4. 参加して感じたこと

エコテックグランプリとは?

エコテックグランプリは、株式会社リバネスが主催する、環境・エネルギー分野のスタートアップや技術者によるピッチイベントです。再生可能エネルギーの主力化、AIの普及に伴う電力需要の増加、気候変動など、社会の前提は大きく変わりつつあります。こうした状況の中で、既存の専門領域を超えた議論の必要性を掲げ、「問い(クエスチョン)」と「情熱(パッション)」をぶつけ合うことで、新たな産業の創出を目指して開催されました。

EVENT OVERVIEWエコテックグランプリ2026
SEP192026 / SAT
VENUEセンターオブガレージ東京都墨田区
ORGANIZER株式会社リバネス
THEME地球環境と調和した持続可能な社会を創るための技術
PARTNERS旭有機材/安藤ハザマ/京セラ/綜研化学/東海カーボン/ドリームインキュベータ/日本特殊陶業(Niterra)/マイポックス/MORESCO/リバネス(全10社)
エコテックグランプリ_会場の様子

当日の様子|電力インフラから素材まで多彩な技術が集結

本イベントには、書類審査を通過した環境・エネルギー分野のファイナリスト12チームが名を連ねました。発表内容は、電力インフラから素材開発、廃棄物処理、カーボンニュートラルの実現まで非常に幅広く、会場の熱量の高さを感じました。主な発表テーマは次のとおりです。

エネルギー・省エネ・シート状電池を積層・直列化し、小型軽量化と部品点数削減を実現する蓄電池技術・地中の水タンクを活用し、既存エアコンに後付けできる省エネ空調システム・混合廃棄物をAI解析で燃料化し、低コスト水素へ転換する技術資源循環・素材・農業廃棄物である籾殻から高純度シリカを短時間で抽出する循環素材技術・未利用バイオマスを高付加価値素材へ転換する技術・超臨界流体を用いたプラスチック資源回収技術・昆虫を活用し、有機廃棄物を魚粉代替飼料や有機肥料に変える技術CO2回収・環境評価・人間の呼吸メカニズムを応用した低温・省エネのCO2回収技術・粘土鉱物によるCO2吸収・メタン化技術・土壌のDNA解析から生態系価値を定量評価する技術・スマートフォンで環境汚染物質PFASを簡易検出する技術

質疑応答では、技術的な実現可能性やコスト、投資回収期間について踏み込んだやり取りが交わされ、各チームの技術完成度の高さがうかがえました。

受賞結果

審査の結果、最優秀賞は株式会社AGLICAが受賞しました。
また、パートナー企業の名を冠した企業賞のひとつ「マイポックス賞」も同社に決定し、表彰式ではマイポックス取締役の中川 健二から賞を贈呈しました。

マイポックス_審査員登壇
最優秀賞/マイポックス賞株式会社AGLICA植物性シリカの生産性向上による環境調和材料の開発大量に廃棄されている籾殻から、高純度シリカを低コスト・短時間で量産する技術です。農業廃棄物を価値ある素材へと変え、鉱物資源への依存を減らすことを目指しています。
エコテックグランプリ_マイポックス賞

参加して感じたこと

各チームの発表から強く伝わってきたのは、まだ日の目を見ていない技術やアイデアを持つチームの多くが、資金面や実証面でさまざまな苦労を抱えながらも、より良いものを目指してとことん探求を続けている姿勢です。既存産業の枠にとらわれず、社会課題の解決に真摯に向き合う情熱は、組織の規模を問わず胸を打つものがありました。

また、今回のような場は、登壇チームにとっても審査員企業にとっても新たなつながりを生むハブとして機能しており、非常に学びの多い会だと感じました。

まとめ

エコテックグランプリ2026では、蓄電池や省エネ空調、資源循環、CO2回収など、環境・エネルギー分野の多彩な技術と、それを社会に届けようとする情熱に触れることができました。今後、こうした技術やアイデアが実際の産業や社会実装につながっていく可能性を考えると、大きな期待を感じる一日でした。マイポックスも、今回生まれたつながりを大切にしながら、社外との連携を通じた新たな価値づくりに取り組んでまいります。